匂いの記憶 TEKIN BC112A





電動のラジコン自動車をサーキットで走らせるのが古くからの趣味の一つですが、近くにサーキットが無くなり、ここ一年以上もご無沙汰の状態が続いています。

そんな折、老後を見据えた身辺整理第一弾を決行し、ラジコン関連で不要になった機材も思い切って整理しました。それでも使う予定が無いのに生き残った機材の一つがこの旧型のバッテリー充電器 米国TEKIN社のBC112Aです。

TEKIN BC112A
TEKIN BC112A
owner's manual
Ni-MH capability と表記

これはとても古くからある製品で、1990年代中頃には既に存在していたと思います。

私が手に入れたのはずっと後の2004年になってからで、ネットオークションで美品が出ていのを見て殆ど新品価格で落としました。

実はラジコンを始めた当初からずっとこのチャージャーに憧れていたんです。初めて雑誌で見たときからその姿形にヤラレてしまい、性能云々は「良いにきまっている!」と、

理屈好きなのに理屈抜きで惚れていたのですが、その姿形と違って可愛く無い価格のために、当時は手が出ませんでした。

この充電器が日本で販売されたのはNi-Cd(ニッカドバッテリー)対応版までで、Ni-MH(ニッケル水素バッテリー)対応版になった物は販売されませんでした。

私がオークションで入手した物もNi-Cd専用でNi-MHは非対応版でした。
調べると米国本社のカスタマーサポートでファームウェアのバージョンアップサービスを有料で提供している事を知り、直接メールで相談したところ大変親切に対応して頂け、送料込みで70ドル少々でNi-MH対応版にアップグレード(Ver.H31)してもらう事が出来たのは、記憶に残る嬉しい思い出です。
写真の改訂版のowner’s manualもその時に同封して頂いたものです。

写真を良〜くご覧ください。
本当に小さくて色合いも可愛らしい道具ですよね!(笑)  
こんなに小さくても性能面では世界で認められていました。
今では書棚のオブジェと化したBC112A、当時のサーキットの匂いと共に、調整に悩みながらも練習走行を愉しんでいる自分が見えます。

尚、現在のラジコン用バッテリーはLi-PoやLi-Feが主流となり専用の充電器が必要です。
まだNi-Cd,Ni-MHのバッテリーも存在しますが少数派で、既に我が家でもBC112Aの活躍の場は無くなっています。寂しい!

BC112Aの為にNi-Cdバッテリーを買い直すか⁉︎

さて、今日もそろそろbourbon-time ・・・ではまた。

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